概要

ディーリング部では、販売所から生じる自社ポジションの調整(カバー取引)を主な業務として行っています。国内外のカバー先と接続し、在庫の調達と処分を速やかに行うことで、取引コストとリスク削減のバランスをとっています。販売所ビジネスの根幹であり、判断や対応次第で日々の収益にも大きな影響がでる責任のある仕事です。

カバー取引はカバー先との在庫調整や売買の多くの部分を自動化しています。平時の基準で定めた在庫量やプライシング設定で対応出来なくなった場合、手動での対応が必要となり、当番制で夜間待機担当者が対応する体制をとっています。

関連部署との関係としては、販売所事業部インフラGと密接に連携しています。ディーリング部では設定値を定める管理画面を日々扱い運営を行っていますが、その設定を元に売買注文を実行するプログラムは、インフラGに作成してもらっています。ディーリング部は業務要件を定めて受入テストを行う分業となっています。

暗号資産業界は移り変わりが激しく、1年もすると話題の銘柄も主要なカバー先も大きく変化します。上場銘柄を検討する部署とも議論を重ね、提供可否の調査をしたり追加すべきカバー先を選定し契約などの手続きも行います。

2つの課題

取り扱い銘柄や接続カバー先、ベース対応ペアも増え、設定作業自体の自動化を行っていかないと手動で行うオペレーションに忙殺され、特に急騰急落など緊急時に適切な対応が出来ない状況になりつつあります。業務の整理、再構築を行いたいと考えています。

これまでのところ、堅牢さを重視したシンプルな売買戦略を中心に組み立ててきました。しかしながら、今後はさらなるコスト競争が見込まれ、リスクを抑えつつも収益機会を確保するために、注文執行のひとつひとつも最適化していく必要があります。そのために、短い時間軸での売買シミュレーションや戦略変更の効果検証を行っていく必要があります

入社してお任せしたい業務

オペレーション改善・執行コスト分析の精緻化

■具体的には

この業務を通して得られる経験や、出来ること/魅力